なぜ日本人は、こんなに働いているのにお金持ちになれないのか?
タイトルと表紙のデザインが好き。
内容は、まぁ・・うーん、ちょっとおもしろいけど、タイトル負けしてる感はある。
なぜ日本人は、こんなに働いているのにお金持ちになれないのか? _21世紀のつながり資本論
- 作者: 渡邉賢太郎
- 出版社/メーカー: いろは出版
- 発売日: 2015/02/06
- メディア: 単行本
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・概要
元証券マンの作者が、お金をテーマに世界一周をして、お金の歴史、お金の実態、これからのお金を探っていく。字がでかくて文字がすくなくて言葉が容易なのですらすら読める。それに、旅行に関する記述も割とあって、旅行記を読んでる気分になって楽しい。
・お金を稼ぐ意義とは
金のために生きる人たち(日本人)について触れながら、幸せと金の関係性を考察している。うーん・・全体を通して、「言いたいことはわかるけど、なんか腑に落ちない」って感じでした。目から鱗が落ちない。
結局人は他人と信頼を築いて幸せになることが大目標だから、お金との関わり方をまちがえるなよ、ってこと。それと、もう紙幣以外でお金のような役割を果たすもの(カウチサーフィンとか、Bitcoinとか、amazonのレビューとか)がでてきてるから、ちゃんと注意してみとけよ、あと、お金リテラシーが低いと金持ちになっても不幸だからな、って感じの内容でした。
なんとなく、タイトルを見ただけの段階では、同じくらいの一人当たりGDPでも労働時間がぜんぜん違う国を比較して、経済構造なのか、文化的背景なのか、運や偶然なのか・・・働きすぎてる我々日本人はどうすれば良いのか、国はどう向かっていけば良いのか、といった若干アカデミック手法を取り入れたものを期待していたのですが、実際の内容はちょっと具体に過ぎる印象で、物足りなかった。もっと深い話を聞かせてくれよ!と思った。
・読書時の精神状況
個人的に、引越し直前でやらないといけないことを放置してたためか、身辺の人間関係で若干ごちゃついてて精神的に不安定だったためか、あまり集中して読めなかった。理解はできるが、考察ができない。言っていることはわかるが、紙背が読めない。
自分はまだまだ感情をコントロールできないんだなぁと思いました。けど逆にそれらをきっぱり割り切るのも、人間味がなくてなんかいやだなぁと思うので、ちょっとホッとしました。
これからもいろんなことで一生悩んだりするんだろうなぁと思います。自分を嫌いにならないように行動したい。