2013-01-01から1年間の記事一覧

あなたがここにいて欲しい

3.あなたがここにいて欲しい 好き度 ★★★★☆ あいかわらず、緻密で、繊細で、絹のような文だった。好きだなぁって思った。 ぐるぐるして、もやもやして、あんまかっこよくなくて、それでも前向きで爽やかな話。 爽やかにいこうぜ、って思った。 内面の真実性に…

月が100回沈めば

2.月が100回沈めば 好き度 ★★★☆☆ 「普通とは何か」を模索する少年の話。 少し展開が遅く感じた。 中盤はおもしろいけど、最初と最後は少し冗長に思った。 キャラも薄く感じた。 以下、ネタバレ 弓の、アンケートに対するスタンスは素敵だと思った。 「だって…

ライフイズビューティフル,THE有頂天ホテル,ニューシネマパラダイス,百万円と苦虫女

13.ライフイズビューティフル 好き度 ★★★☆☆ナチスのユダヤ人収容所に入れられた家族の話。 お父さんが子どもが辛くないようにつく噓が、あまりにも優しくて。愛する息子のため、ここまで貫けるのは、かっこよかった。 ライフ・イズ・ビューティフル [DVD]出…

サウスバウンド

12.サウスバウンド 好き度 ★★★★★話はめちゃくちゃだけど、物語の中に大切なことがあった。 フィクション故の良さ、というものを感じた。天海祐希かっこいかった!! 以下ネタバレ 大人は正義よりも利益を優先する。 過激派というものがどんなものか知らなか…

スタンドバイミー

11.スタンドバイミー 評価 ★★★★★ この映画の題名はスタンドバイミーでしかあり得ないと思った。12歳、中学に入る直前の冒険の記憶とは、かくも愛おしいのか。 何度も死にかけた冒険でも、生きるとはおよそそういうことだろう。自分の小学時代を思い出した…

星になった少年

10.星になった少年 評価 4.5 (好き度 5) 映画としては、話が単純だったり、演出がちょっと古くさいってところはあるけど、それでもすごく好き。 見たのは二回目だけど、また泣くとは思わなかった。やっぱり好きだった。 心情とか、繊細な日本的な描写はすご…

森崎書店の日々

9.森崎書店の日々 評価 3.5 静かで、雰囲気の良い映画だった。 悟おじさんの、「まだまだ悩んでばかり」という言葉が印象的だった。世界旅行しても、瞑想しても、バリバリ働いてすごく出世してても、「悩まない」ことはないんだろうなって。はたから見て、ま…

プラダを着た悪魔

8.プラダを来た悪魔 評価 4 おもしろいことは間違いないが、テーマがテーマなので、実感が湧かなかった。誰もが憧れる仕事をしていても、余裕綽々なんてことはないんだって思った。 パニックで、いつもギリギリで、それでなんとか生きているんだって。 安定…

『蒲公英草紙』

1.蒲公英草紙 評価 4 優しい本だった。本当にたんぽぽのようなあたたかくて、品が良い文体で記されていた。 怖い人も意地悪な子もいるけど、村全体を流れる雰囲気は優しかった。と思って穏やかな気持ちで読み進めてたのに、最後の「運命」の章はいっきに読ん…

『桐島、部活やめるってよ』

7.桐島、部活やめるってよ評価 4.5生々しい映画だった。キャラクターがリアルだった。 高校生になって現実とか、限界とか、未来とかが見えて来て、絶望して、自分は特別だって思いたくて、けどそう思う理由もなくて、他者を馬鹿にして、傷つけて、それでも何…

『おおかみこどもの雨と雪』

6.おおかみこどもの雨と雪総評 5演出もストーリーもよかった。 演出でよかったのは、走るシーンの疾走感。 あと、雨が森にかえって行った後のあめあがりのシーン。 雪と雨の成長が廊下から見た教室ってのも新鮮で時間の連続性を思わせた。 キャラクターもみ…

『レ・ミゼラブル』

5.レミゼラブル 評価 3評判がよくて期待しすぎた。 けど歌はうまいし愛は重いしで、おもしろかった。革命軍の男の子(ガヴローシュ)は、この年で国を思って死ねるのか、 エポニーヌは、報われない愛と知っていながら、その人のために死ねるのか。 死ぬほど…

『幸せへのキセキ』『明日の記憶』『ファイアーウィズファイアー』『ゼロダークサーティ』

せっかくなので最近見た映画のこと残しときます。 なんかブログあれですね・・・まあいいか。 1.幸せへのキセキ 評価 3.5 動物園買う話。 リスクを取れるのは素敵だと思った。 20秒の勇気 幸せへのキセキ 2枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー〔初回生産…