さよならは小さい声で


最近注目してる松浦弥太郎さんのエッセイ集。

自分が思う「ザ・かっこいい大人」で、自然体で、人に優しい。



さよならは小さい声で 松浦弥太郎エッセイ集

さよならは小さい声で 松浦弥太郎エッセイ集


本も、おもしろかった。

これまでちらっと読んだことのある松浦さんの本は、割と実用的なものが多かったけど、これは松浦さんの体験からくるエッセイ集。初恋の話、幼少期の話、家族の話・・。それらとどう向き合ったか、何を感じて、どう考えたかといったことを追体験できる。

「センス良すぎ!センス丸出し!!」って思った。

途中でふいに江國香織臭がする文章もあって、ちょっと戸惑ったけど、それくらい。

エッセイを読んでるつもりが急に小説になっちゃった戸惑いみたいなのに近い。




それでも、全体を通して、優しくて、厳かで、「おとなだ・・」って思った。いろいろな大人がいるし、大人の定義もいろいろあるけど、自分はこんな大人になりたいと思った。23歳の時点でまだ「〜〜な大人になりたい」とか言ってる時点でお察しだけど、それなら表現を変えて、こんな風に歳を重ねていきたいと思った。