発音について2冊。
英語を練習するほど、発音が気になるようになる。
カタカナ英語の処方箋
脱カタカナ英語の処方箋 通じる英語の発音とリズム (CDブック)
- 作者: 野中泉
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2013/02/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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とっつきやすい。おばさんが苦手なので表紙のおばさんに少し引く。
語ずつの解説が前半にあるが、後半の単語ごと、フレーズごと、文章ごとの発音の部分の方が今の自分にはためになった。音はどうやってくっつくか、また、どうやって消失するか、文中のアクセントは、音の高さは、など。
全体として説明は多くなく、深くもないが、発音の基礎知識を一通り確認する意味で通読するのに良い。
日本人のための英語発音完全教本
- 作者: 竹内真生子
- 出版社/メーカー: アスク
- 発売日: 2012/04/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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非常に詳しく、しっかりとした研究の成果が表れている印象。
英語と日本語は発音の仕方が全く違うため、使う筋肉も違い、それゆえ「学べばできる」のではなく「トレーニングすることでできるような体になる」といった理論には共感。というか、多くの発音教本で同じことが書いてある。
それに対応するために、発声練習のような章があるが・・これは少し眉唾。あるいは非常に効果的かもしれないが、時間対効果としては微妙な気がする。それよりは音読や、意識した上でスピーキングの機会を増やす方が自然では。
個々の音の説明も、オールカラーで非常に詳しい。詳しすぎて理解できないところもある。(息を吸いながら吐く????)
呼吸の流れ、横隔膜の感覚、したの一、唇と歯の感覚など、「慣れ」ではなく「理論」として学べるのは、成熟した英語学習者には相性がいいかもしれない。
・基礎単語の発音
英語に触れる機会が増え、最近気になるのが「中学生でもわかる単語の正式な発音」である。
簡略化のためカタカナで示すが、
don’tは「ドンt」か「ドーンt」か「ドウンt」か
notは「ノッt」か「ナッt」か
coldは「コールd」か「コゥルd」か
など、主に母音について、a i u e oでしか区別していなかったのが、今更ながら悔やまれる。
これについてはもう一度発音を学び直してもいいかもしれない。
具体的な数はしっかり覚えていないが、英語は1500語が全体の90%をカバーしているとかいう話もある。(実感としては、カバーしているのは確かだが、a,the,my,などがほとんどのため、本当に重要な単語は残りの10%に集中していて、カバーできこそすれ90%を理解できるわけではない)
その限られた語彙の発音だけでも、正しい母音、子音で復習すれば、スピーキングがより自然になるのではないか、と思う。