「着る」ということ

ファッション誌ではなく、服を着ることとはなんなのか考えたくて、読み物の本をチョイス。
内容は女性向けが多いが、男性にも当てはまるところ多数。


着るということ

着るということ


読んだのは藍書房から出た版だけど、鎌倉書房から出た初板は、1993年とのこと。自分の生まれが1992年なので、22年前の本。22年前て!!
22年前にもかかわらず、参考になる部分は多かった。


フィット感、配色、ワードローブの基礎、流行の付き合い方・・などなど。洋服と和服を比較しながら、日本人のための洋服との関わり方も。
パリやニューヨークに住んだ時のファッションに関わる実体験をもとに書かれているため、納得感がすごい。なるほどとなんども思った。



実用的なのは置いといて、特に印象的だった部分を引用(記憶をもとに)



良い服を持っていることは自慢にならないが、良い着こなしをしているなら自慢してよい。
良い服を持つばかりの人を、人はコレクターと呼ぶ。



自分のステータス、心情、価値観とファッションは密接に関わっている。何かの節目でまた服のことを考えるときにでも、読み直したい。